先週金曜日、スマートフォン大手の韓国サムスン電子と台湾HTC(宏達国際電子)がそれぞれ4~6月期の業績を報告したが、いずれもアナリスト予想に届かず、市場には失望感が広がった。
利益が過去最高も、投資家の期待に応えられず
このうちサムスンは4~6月期決算の業績見通しを明らかにした。これによると同四半期は、営業利益が9兆3000億~9兆7000億ウォン(82億~85億ドル)の範囲となり、過去最高を更新する見通しだ。
だが、アナリストの予想はそれよりも高い10兆ウォン超だった。またサムスンは売上高を56兆~58兆ウォンと予想したが、こちらもアナリスト予想の58兆7000億ウォンに届かなかった。
サムスンの営業利益は1年前から44~50%増加する見込みだが、これは1~3月期の増加率である54%を下回る水準。
海外メディアによるとこの発表を受け、アナリストらは「これまで過度に楽観的だった」と判断、今後の業績予想を下方修正した。
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