特定のウイルスに感染したパソコンからインターネットバンキングのID、パスワードを盗み取り、不正送金に悪用する犯罪が多発しているとして、総務省などが注意を呼びかけた。報道各社によると警視庁はすでに1万5000台以上の感染を確認したという。
警視庁サイバー犯罪対策課の情報として各種の媒体が報じた。何者かが改竄(かいざん)した企業のWebサイトを通じてウイルスをばらまき、感染したパソコンの持ち主が知らずにネットバンキングを利用しようとすると、IDやパスワードを入力させるための「偽ログイン画面」を表示して情報を盗み取る。被害は急速に拡大しており、2013年6月以降はネットバンキングに本人以外がログインして外部の口座に勝手に送金する犯罪の報告が急増している。
各銀行でもこうした事態を把握しており、偽ログイン画面の見分け方などをそれぞれのWebサイトで説明している。いずれも「本物と非常によく似ている」としており、ネットバンキングのログイン時には注意深く確認するよう勧めている。
本記事は、ニフティのニュースサイト「bizmash!」向けに弊社が執筆した記事「1.5万台超のPCでウイルス感染、ネットバンキング不正送金が拡大、総務省などが注意喚起」の一部です。全文は、bizmash!のサイトにてお読みください。