カナダのスマートフォンメーカー、ブラックベリー(BlackBerry)は12日、身売りの可能性も含めた「戦略的選択肢」を模索すると発表した。
同社では、会社売却のほか、他社との合弁事業や戦略的提携の可能性を検討するための特別委員会を設置し、これに米ゴールドマン・サックス出身のティモシー・ダッテルズ取締役や、ソーステン・ハインズ最高経営責任者(CEO)などが加わる。
また同社は、金融アドバイザーとして米JPモルガン証券を起用したことも明らかにした。
新製品に期待をかけた1年だったが・・・
ブラックベリーが経営戦略の見直しについて明らかにするのは初めてではない。同社は昨年5月に、他社との提携や、ソフトウエアのライセンス供与、代替ビジネスモデルなどを検討すると発表しており、それには会社資産の一部売却や会社全体の売却が検討対象になっていると見られていた。
だがその後同社が下した決断はこれらのいずれでもなく、全社を挙げて新しい基本ソフト(OS)や新型スマートフォンの開発に注力するというものだった。
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