米IDCの最新の調査リポートによると、中国におけるスマートフォンの出荷台数が約2年ぶりに減少に転じたという。
同国のスマートフォン出荷台数は2011年4~6月期にいったん前の四半期のそれを下回ったものの、それ以降の9四半期は一貫して拡大が続いていた。
だが昨年10~12月期の出荷台数は9083万台にとどまり、7~9月期の9487万台から4.3%減少した。
これまで、中国のスマートフォン市場は高い成長率で伸びており、同国は世界スマートフォン市場の成長エンジンと見られてきた。「そうした中国にとって10~12月の実績は初めてのつまずきだった」とIDCのアナリスト、メリッサ・チャウ氏は指摘している。
「成長減速は一時的なものではない」
米ウォールストリート・ジャーナルが引用した別のアナリストの見解によると、10~12月にスマートフォンの買い控えが起きたことが要因の1つだという。
中国では昨年12月に高速な4G(第4世代)通信サービスが始まったばかりで、これが広範な地域に広がるのは今年の年末頃と見られている。
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