先頃、米アップルが拡張現実(AR:augmented reality)の技術を使った製品を研究していると伝えられたが、この分野で先行して研究開発し、プロトタイプまで販売した米グーグルも、新製品開発に本格的に取り組むようだ。
シュミット会長、開発中止の噂を否定
グーグルのエリック・シュミット会長は、米ウォールストリート・ジャーナルとのインタビューで、「我々はGoogle Glassを諦めていない」と述べ、同端末に関して報じられたプロジェクト終了の噂について、きっぱりと否定したいう。
同社のめがね型ウエアラブル端末「Google Glass」は、2013年にその開発者向けプロトタイプ製品が発売された。その翌年、同社はこのプロトタイプを1500ドルで販売する早期導入プログラムを拡大し、期間限定で一般消費者にも提供した。
だが、Google Glassにはカメラ機能があり、人知れず周囲を撮影することができる。こうした機能が嫌われ、Google Glassを着用する人は、「嫌な奴」を意味する「asshole」をもじって「Glasshole」と呼ばれたりした。
そうした中、グーグルは今年1月、早期導入プログラムによる販売を同月19日で中止し、開発プロジェクトを別の部門に移すると発表。
この時同社は、一般向け製品としての市場投入を目指すと説明していたが、この決定は、グーグルが消費者向けGoogle Glassをいったん諦めたことを示唆するなどと、報じられた。
グーグルのシュミット会長によると、Google Glassは、同社にとって重要で基本的なプラットフォームなのだという。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「Googleよ、なぜ気づかない 「Google Glass」が抱える根本的な問題」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。