米IBMが4月20日に発表した今年1~3月期の決算は前の四半期に続き、減収減益となった。売上高は195億9000万ドルで、1年前に比べ12%減。売上高の前年割れはこれで12四半期連続となった。また純利益は23億2800万ドルで同2%減少した。
売却事業とドル高が減収要因に
同社は昨年、低価格サーバー(x86サーバー)事業を中国レノボ・ グループ(聯想集団)に売却したほか、半導体製造事業を米半導体メーカーのグローバルファウンドリーズに譲渡すると発表しており、こうした施策が売上高の減少につながった。ドル高もハードウエア事業の減収要因になっている。
IBMはクラウドサービス、ビッグデータ分析、モバイル、ソーシャルネットワーク、セキュリティーを戦略事業と位置付け、利益率の高い事業への転換を図っている。しかし事業撤退による減収分をこれら新事業で補えない状況が続いている。
一方、米ウォールストリート・ジャーナルによると、同社は今年、クラウド経由で提供するソフトウエアとサービスの事業に40億ドルの費用を投じる計画。
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