今年の新入社員は、会社に大きく貢献したいという意欲よりも、ほどほどに頑張るという志向が見受けられる。———こんな調査結果を、日本生産性本部の「職業のあり方研究会」と日本経済青年協議会が発表した。
2015年春に入社した新入社員2026人を対象に「働くことの意識」調査を実施したところ、「人並みに働けば十分」と答えた割合が過去最高の53.5%に達し、「人並み以上に働きたい」の38.8%を上回った。
今回が47回目となる同調査では、景況感や就職活動の厳さによって「人並み以上」と「人並みで十分」が相反した動きを見せている。バブル経済末期の1990年—1991年は「人並み以上」が大きく減り、「人並みで十分」が大きく増えた。その後の景気低迷に伴い、2000年以降は入れ替わりを繰り返し、2012年に厳しい就職状況を背景に「人並み以上」が「人並みで十分」を逆転した。しかし2013年と2014年に「人並み以上」が42.7%、40.1%と減少するとともに、「人並みで十分」が49.1%、52.5%と上昇していた。
本記事は、日経BP社の女性向けサイト「日経ウーマンオンライン」向けに弊社が執筆した記事「今年の新入社員の働き意欲は、「ほどほど」志向」の一部です。全文は、日経ウーマンオンラインのサイトにてお読みください。