先ごろ、米AppleのTim Cook最高経営責任者(CEO)はインドを訪れ、同国のNarendra Modi首相と会談した。インド首相官邸のWebサイトによると、この会談は和やかなムードで行われ、円満に終了したようだ。
また米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)などの報道によると、AppleのCEOとして初の公式訪問となったCook氏のインド滞在中の行動は、地元メディアが逐一取り上げ、Appleのブランド認知度向上に一定の効果をもたらしたという。
だが、Appleの同国における事業展開については、同社と政府との間で思惑が異なっており、今回の訪印は、Appleが同国市場で直面している困難な状況をあらためて浮き彫りにしたともいわれている。
このためかiPhoneの同国における市場シェアはわずか2.7%にとどまっている。これに加え、インドで販売が伸びているiPhoneは、その多くが価格が下がった旧モデルだとも指摘されている。
そうした中、Appleは同国でiPhoneの再生品を輸入・販売したい考えだが、英Reutersなどの報道によると、その計画は今年5月初旬に、インド政府が認可を見送った。
本記事は、日経BP社の総合ITサイト「ITpro」向けに弊社が執筆した記事「インド市場に挑むApple、CEOの訪印で浮き彫りになった課題」の一部です。全文は、ITproのサイトにてお読みください。