米国の市場調査会社、ストラテジー・アナリティクスがこのほど公表した世界のスマートフォン市場に関するリポートによると、今年7~9月における出荷台数は3億7540万台となり、1年前から6.0%増加した。
この伸び率は数年前のピーク時に比べると低い水準だが、この1年間の四半期伸び率としては最大だったという。
こうした若干の回復は、低価格スマートフォンの普及が進んだアジア、アフリカ、中東などの新興国市場によって支えられた。とりわけインドと南アフリカではその傾向が顕著だったと、同社は報告している。
iPhone、3四半期連続前年割れ この7~9月期の出荷台数をOS(基本ソフト)別に見ると、米グーグルの「Android」が3億2860万台となり、1年前から10.3%増えた。Androidの出荷台数シェアは1年前の84.1%から87.5%に拡大し、過去最大となったという。
これに対し、米アップルの「iOS」、つまりiPhoneの出荷台数は4550万台で、同5.2%減少。そのシェアは1年前の13.6%から12.1%に縮小した。iPhoneは中国とアフリカ市場で振るわなかったとストラテジー・アナリティクスは指摘している。
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