海外の通信社やメディアの報道によると、中国のシャオミ(小米科技)は本業のスマートフォン販売で、利益を一切得ていないのだという。
「100億台を利益なしで売ってもかまわない」 これは、米グーグル出身で、シャオミの世界展開を統括するヒューゴ・バラ氏が、英ロイター通信のインタビューに応じ、明かしたもの。
それによると、シャオミは基本的に利益を一切得ることなくスマートフォンを顧客に提供しているという。同氏は「目的は、数年後に継続してもたらされる収入の道筋をつくること。我々は100億台のスマートフォンを利益なしで販売してもかまわないと考えている」と述べたとロイターは伝えている。
シャオミは2年前、460億ドルの価値があると評され、世界で最も企業価値の高い新興企業だと言われていた。その後、同社の中国におけるスマートフォン販売は急伸し、同社は海外事業への展開も積極的に進めた。
しかし、米IDCが先ごろまとめた中国のスマートフォン市場に関するリポートによると、昨年7~9月に同国でトップだったシャオミの四半期出荷台数は、その後急速に落ち込み、今年7~9月は4位に転落。同国市場におけるシャオミのスマートフォン出荷台数は1年前から42.3%減少した。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「「スマホの販売落ち込んでも業績に影響なし」 シャオミの幹部が明かす生き残り戦略」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。