米ブルームバーグがこのほど、伝えたところによると、米アップルは現在、AI(人工知能)関連の処理を行う専用のプロセッサーを開発しているという。
AIチップ搭載のiPhone試作機で実験中
同社はすでに、このプロセッサーを搭載したiPhoneの試作機をつくっており、現在はその試験を行っている。アップルはこのプロセッサーを、iPhoneやiPadなど将来の同社製品に組み込む計画だと、事情に詳しい関係者は話している。
このブルームバーグの報道によると、このプロセッサーはアップルの社内で「アップル・ニューラル・エンジン(Apple Neural Engine)」と呼ばれている。
iPhoneなどに搭載されているプロセッサーには、その心臓部であるCPU(中央処理装置)と、GPU(画像処理装置)があるが、アップルは、現在これらのプロセッサーが担っているAI関連のタスクを、新たな専用プロセッサーで処理させたいと考えているという。
そうしたタスクにはさまざまなものがあるが、例えば、音声認識や、写真アプリの顔認証、テキストの予測入力といった分野があり、アップルはこれらをAI専用プロセッサーで処理させたいと考えている。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アップル、AIチップを自社開発か 将来のiPhoneに搭載、垂直統合モデルを加速」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。