スマートフォンなどを使って、目の前の実際の風景にデジタル画像を重ね合わせる技術を「AR(augmented reality、拡張現実)」と呼ぶ。米アマゾン・ドットコムは昨年、この技術を使ったショッピング機能「AR view」を米国で始めた。
商品を自宅に仮想配置できるサービス
これは、当初、米アップルの「iPhone」用アマゾンアプリで提供していたのだが、このほど、米グーグルの「Android」搭載スマートフォンでも、利用できるようになったと同社は発表した。
AR viewの使い方は簡単だ。まずアプリ内にあるカメラアイコンをタップし、続けて「AR view」アイコンをタップする。すると、アマゾンで販売されているさまざまな商品の画像が表示される。そのうちの1つをタップして選ぶと、その商品が、カメラによって映し出される顧客自宅内の画像に重ねて表示される。
これらの商品画像は、画面に映る室内風景に合わせ、サイズが自動調整される。このため、商品があたかもそこにあるかのように見える。
例えば、テーブルや椅子などの家具を置きたい場所に配置して、サイズや見栄えをチェックすることができる。画像は3Dで表現され、指を使って向きを変えることができる。スマートフォンカメラの角度や前後の位置を変えて、さまざまな方向、距離から見ることも可能だ。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アマゾン、eコマースの弱点をテクノロジーで克服 AR活用の家具お試し設置サービスを拡大」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。