米アップルは、米国時間2018年6月4日に世界開発者会議を開催する。だが、今回このイベントで主役となるのは、昨年発表された「HomePod」のようなハードウエア製品ではなく、サービスやソフトウエアだとの観測が流れている(米シーネットの記事)。
そうした中、米ウォールストリート・ジャーナルは6月1日付の記事で、アップルが、広告事業の拡大を検討していると報じた。
SnapchatやPinterestと協議
アップルは2010年に、iPhoneなどのモバイル機器用のアプリ内に広告を表示する「iAd」と呼ぶ広告サービスを立ち上げた。だがこのサービスは2016年に終了している。
これに代わって、同社が注力しているのが、アプリ配信サービス「App Store」内の検索広告サービスだ。アップルは、その売上高を公表していないが、事情に詳しい関係者によると、昨年1年間の売上高は、ほぼ10億ドル。この事業は規模がまだ小さいが、急成長しており、同社は、こうしたサービス事業の拡大を模索しているという。
情報筋によると、アップルは過去1年、メッセージアプリ「Snapchat」を運営する米スナップや、写真共有サービスの米ピンタレスト(Pinterest)などと協議してきた。その中で話し合われた事業構想には、次のようなものがあるという。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アップル、広告事業の本格展開を検討か アプリ広告を他社サービスに配信する計画」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。