米国の市場調査会社IDCによると、今年4~6月期におけるインドのスマートフォン出荷台数は3350万台となり、1年前から約20%増加した。
インドのランキングで11位に後退
出荷台数が多かったメーカーは1位から順に、中国シャオミ(小米科技)、韓国サムスン電子、中国ビーボ(維沃移動通信)、中国オッポ(広東欧珀移動通信)、中国トランション・ホールディングス(傳音控股)。
インドは、スマートフォンの出荷台数ベースで、中国に次ぐ世界第2位の市場と言われるが、IDCによると、この市場では、これら上位5社の合計シェアが約8割となる。インド市場は、ここに来て急速に上位メーカーへの集約が進んでおり、これに伴い小規模メーカーのシェアが縮小している。
そうした中、世界で年間2億台超のiPhoneを販売する米アップルはここ最近、インド市場で苦境に立たされている。香港のカウンターポイント・テクノロジー・マーケットリサーチのレポートを引用した米ブルームバーグの記事によると、現在、アップルのインドにおけるシェアはわずか1%。そのメーカー別販売台数ランキングは11位となっている。
アップルは昨年(2017年)、インドで約300万台のiPhoneを販売した。しかし、今年は6月末までの半年間で、100万台に満たなかった。このまま推移すれば、今年のアップルのインドにおけるiPhoneの年間販売台数は、200万台を下回り、2015年の水準に逆戻りすると指摘されている。
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