ウエアラブル機器と言えばかつて、消費者向けエレクトロニクス分野で、スマートフォンの次にブームが来る製品カテゴリーだと期待されていた。
しかし、ここ最近の市場動向を見ると、ウエアラブルが本格的に普及するのには、まだしばらく時間がかかりそうだ。
市場全体の95%がスマートウオッチとリストバンド型
米国の市場調査会社IDCのレポートによると、今年(2018年)の全世界におけるウエアラブル機器の出荷台数は1億2260万台で、昨年の1億1540万台から6.2%の増加にとどまる見通し。
製品カテゴリー別の出荷台数比率は、「Apple Watch」や米グーグルのOS(基本ソフト)「Wear OS」搭載機に代表されるスマートウオッチが59.1%を占める。また同社が「ベーシック・ウエアラブル」と呼ぶ、より安価で機能が少ないリストバンド型機器は、36.0%を占めるという。
つまり、これら腕に装着するタイプが、市場全体の95%になるとIDCは見ている。この比率は今後若干低下していくものの、依然この市場で、大半を占めることには変わりがないと同社は指摘している。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「ウエアラブルは依然、腕に装着するタイプが主流 かつて期待されたメガネ型は忘却の彼方に」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。