今やスマートフォンは世界で年間15億台近く販売されている。その台数規模は実にパソコンの5倍。今やスマートフォンは、プラットフォーム上で提供されるアプリやサービスなども含めて巨大な市場を形成している。
しかし、ここ最近の市場動向を見ると、出荷台数の伸びは低下していた。米Apple(アップル)が2007年に初代iPhoneを投入してから10年。世界スマートフォン市場は2017年に、初めての前年割れを記録した。
米国の市場調査会社IDCのレポートによると、スマートフォンの世界出荷台数は、2018年も前年割れとなる見通しだ。
2017年の出荷台数は14億6500万台で、前年から0.3%減少した。これが2018年は14億5500万台となり、同0.7%減少するとIDCは見ている。同社は先のレポートで、2018年の出荷台数が同0.2%減少すると予測していたが、その後に下方修正した。
5.5インチ以上の「大画面モデル」が市場をけん引か
ただし2018年後半は、前年の同じ期間から1.1%増え、わずかながらもプラスに転じるとIDCは見ている。その後の2019年から2022年までは、1桁台前半の伸びで推移し、2022年には16億4600万台に達すると同社は予測している。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「iPhoneが直面する成長減速、XSは打開できるか」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。