米アマゾン・ドットコムが、レジ精算が不要になる自動決済システムを、より大きな店舗に導入すべく、試験を行っていると、ウォールストリート・ジャーナルやザ・バージなどの米メディアが報じている。
レジなしコンビニの技術を傘下のスーパーに
アマゾンはこれを昨年(2017年)買収した大型スーパーマーケットチェーン「ホールフーズ・マーケット」に導入する可能性がある。技術的には困難な点も多いが、実現すれば、競合の食料品小売業者にとって新たな脅威になるだろうと、ウォールストリート・ジャーナルは伝えている。
アマゾンは現在、レジ精算が不要のコンビニエンスストア「Amazon Go」を7店舗展開している。その1号店をオープンしたのは、今年(2018年)1月だった。
Amazon Goにはキャッシャーがなく、代わってあるのは、駅の改札口のようなチェックイン/チェックアウトレーンだ。
顧客はスマートフォンに入れた専用アプリでQRコードを表示し、チェックインレーンにかざして入店する。あとは買いたいものを棚から取り、チェックアウトレーンを通って店から出るだけ。すると、顧客のアマゾンアカウントで自動精算される。顧客は多忙な時間帯に列に並ぶことなく、買い物を済ませられる。
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