米アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は先ごろ、株主に宛てた書簡(PDF書類)で、同社eコマースサイトにおける物品販売総額のうち、出店業者(サードパーティー)の占める比率が58%になったことを明らかにした。
出店業者の販売金額、年平均52%増で推移
この比率は、1999年時点では3%、10年前では30%だった。出店業者の年間販売額は1999年時点で1億ドルだったが、昨年(2018年)は、1600億ドル(約17兆9000億円)となった。この期間の年平均成長率は、52%に上る。
これに対し、アマゾン自らが商品を仕入れて販売する“ファーストパーティー”の同期間における年平均成長率は25%。昨年の販売額は、1170億ドル(約13兆円)だった。
ちなみに、2018会計年度におけるアマゾンの売上高は、2328億8700万ドル(約26兆円)だった。これは、上述した出店業者とアマゾンを合わせた物品販売の総額を下回る。アマゾンは、出店業者の販売金額を計上していないためだ。同社は出店業者から得た販売手数料や、提供した物流サービスの売上げのみを計上している(決算資料)。
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