米物流大手のフェデックス(FedEx)は今年6月末で米アマゾン・ドット・コムとの契約を解除した。
「アマゾン以外にも著しい需要と成長機会がある」
その理由についてフェデックスは「より広範なeコマース市場に向けてサービスを提供することに重点を置く戦略的意思決定」と説明した。ただ、米国内の陸上輸送や国際貨物など、それ以外のサービス部門とアマゾンとの契約は今後も継続する。
フェデックスによると、2018年にアマゾンからもたらされた収入は、全売上高のわずか1.3%程度で、アマゾンは同社にとって、とりわけ大口顧客ではないという。
一方、米国eコマース市場の貨物取り扱い個数は現在の1日当たり5000万個から、2026年には2倍の1億個になると見込んでおり、この市場には著しい需要と成長機会がある、としている。
米国ではアマゾンと物流大手の競争が激化しているが、今回のフェデックスの新たな方針はこうしたタイミングで決定されたと、米ウォール・ストリート・ジャーナルや米CNBCなどの米メディアは報じている。
本記事は、「Yahoo!ニュース 個人」向けに弊社が執筆した記事「アマゾン、物流大手から突如の契約解除 背景に何があったのか?」の一部です。全文は、Yahoo!ニュース 個人のサイトにてお読みください。