東日本大震災で多くの人が避難生活を強いられるなか、被災時に生じる女性特有のニーズやリスクへの対応に役立つWebサイトのリンク集が公開された。女性が緊急避難所などで安心して過ごすためにどのような配慮が必要か、参考になる情報をまとめている。フェミニスト団体のアジア女性資料センターが発表した。
避難が長期化するなかで、女性のためにすべての人が注意すべきことの代表として、アジア女性資料センターは以下の例を挙げている。
・女性が安心して着替えや授乳ができるような場所を準備すること。男女別の部屋を用意すること。洗濯物や生理用品など、男性の目を気にせずにすむように。
・「家族の世話や、食事、掃除などは女性がやって当然」とせず、女性の負担やストレスをへらす支援を行うこと。
・セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)やDV(ドメスティック・バイオレンス)などについても安心して話せる女性専用の相談窓口
・外国人女性への多言語支援や、障害をもつ女性、高齢女性、ニーズに配慮すること
・トランスジェンダーの方には特別の配慮を
・男性には言いにくい女性たちのニーズを聞き取り、対応するため、避難所の運営に女性がかかわること
本記事は、日経BP社の女性向けサイト「日経ウーマンオンライン」向けに弊社が執筆した記事「被災時の女性のリスク・ニーズに!リンク集」の一部です。全文は、日経ウーマンオンラインのサイトにてお読みください。