震災の発生から3週間が過ぎたが、エレクトロニクス製品の部品供給はいまだ回復せず、日本が恐れていたことが現実になりかねない状況になってきた。米ウォールストリート・ジャーナルは4月1日付と4日付の記事で、世界のメーカーが代替品を探し始めていると報じた。
韓国やドイツのメーカーが増産体制へ
米国の調査会社ガートナーによると半導体の製造に使われるシリコンウエハーの市場で日本の占める割合は約60%。
しかし最大手の信越化学工業シリコンウエハー子会社、信越半導体の白河工場(福島県西郷村)が操業を停止しており、復旧にどのくらいの期間がかかるのか分からない状態。
別の調査会社、米IHSアイサプライによると、信越化学の同工場は世界のシリコンウエハーの20%を生産している。
また信越化学に次ぐ世界2位のサムコは、7つある工場のうち1つが操業停止している。
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