米アップルの「アイパッド(iPad)」が発売されたのは昨年の4月。あれから1年が経ち、今ではすっかりタブレット型コンピューターという地位が確立した。しかしこのアイパッドの登場によってパソコン市場は様変わりし、台湾のパソコンメーカーが大きな影響を受けている――。米ブルームバーグこうした記事を掲載している。
記事はこんな風に、少し辛辣な表現で始まる。
「台湾企業は常に単純な戦略を用いて世界のエレクトロニクス業界のトップの座に就いてきた。『いろいろ手を尽くして駄目なら、価格を下げればよい』という戦略だ。エイサー(宏碁電脳)やアスーステック・コンピューター(華碩電腦)は、ネットブックと呼ばれる低価格ノートパソコンで米国のライバルメーカーを押しのけてきた」
「2010年の初め、アスーステックは出荷台数で世界第5位のパソコンメーカーになった。エイサーに至っては米大手のデルを抜き、世界第2位の地位を獲得。首位の米ヒューレット・パッカード(HP)を抜くのは時間の問題だと豪語していた」
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