スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」が、利用者の位置を無断で追跡している、という話題が関心を呼ぶなか、メーカーのApple(アップル)がこの件に関してQ&Aの形で報告した。追跡については否定したものの、iPhoneのOSである「iOS」に「バグ(不具合)」があったとして、2011年4月末から数週間以内に修正するとしている。
Appleの報告によると、iPhoneは利用者の周辺にある無線LANアクセスポイントや携帯電話基地局のデータを自動収集しているが、それらは利用者から160km以上離れている場合もあり、しかも目的は利用者の要求に応じて現在位置を素早く、正確に割り出すため。GPSのデータだけでは現在位置の特定に何分もかかるうえ、屋内や地下にいる場合には使えないからという。
こうした現在位置の割り出し処理は、iPhoneが収集したデータを匿名、暗号化してAppleのデータベースに送信することで実現している。Appleはどのデータをどの利用者の端末が送信したかを特定することはできないと主張している。
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