2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震による影響を受け、携帯電話各社が取り組んでいた基地局の復旧作業が完了に向かっている。KDDI(au)は4月末時点で、福島原発の周辺地域を除き、カバーエリアが震災前とほぼ同等まで回復した。ソフトバンクモバイルも原発周辺などを除きほぼ作業を完了した。
auは、既存基地局のカバーエリアを拡大したり、衛星や無線回線を生かしたりすることで、2011年4月末に福島原発周辺の制限地域を除き、震災前とほぼ同等まで回復した。ただし屋内では一部利用できない地域があるほか、通信品質については以前と同等とはいかず、今後は新たな基地局を建設し、2011年9月末までに対策を講じる。
ソフトバンクモバイルも衛星回線や発電機・蓄電池による電力供給、臨時回線などの措置を講じて、2011年4月28日時点で影響を受けた基地局のうち廃止になったものなどを除き98%の復旧作業を完了している。残り2%は、福島原発周辺の制限地域にあるものなどだ。
本記事は、ニフティのニュースサイト「デジタル・トゥディ(Digital Today)」向けに弊社が執筆した記事「携帯各社、基地局ほぼ復旧へ、福島原発周辺を除き」の一部です。全文は、デジタル・トゥディ(Digital Today)のサイトにてお読みください。