カメラで撮影した映像に、デジタル情報を重ねて表示する「拡張現実(AR)」機能を備えたカーナビゲーション・システムを、パイオニアが2011年5月下旬に発売する。4モデルを用意し、いずれもオープン価格としている。1D+1Dで車載カメラや通信モジュールとセットになった「AVIC-VH09CS」の場合、インターネット通販などでの販売価格は22万円前後が中心だ。
「カロッツェリア サイバーナビ」シリーズの新製品で、パイオニアが「ARスカウターモード」と名づけた新機能が最大の特徴。有効31万画素の専用車載カメラでフロントガラス越しの風景を撮影、分析し、ディスプレイ上にルート案内と重ねて表示する。
従来のCGを使ったカーナビより、交差点や周囲の状況をより直感的に把握できる。また先行する車両をカメラで捕捉し、車間距離を計測できるほか、信号が赤から青へ変化するのを認識してアイコンで通知したり、車線をまたいだ場合にも画面上でフラつき走行に注意を促したりすることが可能。ドライブ中の走行風景を記録し、専用パソコンソフトで再生することもできる。
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