家庭内でスマートフォンやパソコン、デジタル家電を無線LANなどで接続する「ホームネットワーク」市場に注目が集まっている。ホームネットワークを通じた動画や音楽配信、セキュリティ、生活支援といった関連サービス市場の規模は2010年度で9,451億円だが、2015年度は1.6倍となる1兆5,055億円に拡大する見通しだ。富士キメラ総研が市場予測をまとめた。
ホームネットワーク関連サービスは、スマートフォンやタブレット端末の普及に加え、薄型テレビなどデジタル家電のネットワーク対応製品が増えることで、2010年度は前年比20%増となった。今後はエンターテインメント分野で動画、音楽配信、オンラインゲームが成長していくほか、電子書籍市場も本格的に立ち上がる見通し。生活支援、セキュリティサービスも対応機器の増加やサービス拡充に伴って、需要が拡大する見込みだ。
一方で、ホームネットワークを構成するデジタル家電の市場は、エコポイントの特需があった反動で、2010年度の4兆8,067億円から、2015年度は3兆2,245億円と3分の2程度まで縮小する。ただしWi-Fiモバイルルーターや無線LANルーターなどのネットワーク機器市場は2010年度から2015年度にかけ16%拡大し、1,574億円市場になると予測する。
本記事は、ニフティのニュースサイト「デジタル・トゥディ(Digital Today)」向けに弊社が執筆した記事「「ホームネットワーク」関連サービス市場、5年間で1.5兆円規模に拡大」の一部です。全文は、デジタル・トゥディ(Digital Today)のサイトにてお読みください。