2011年春に大学を卒業した人の就職率は、4月1日時点で91.1%と、前年の同じ時期の91.8%から低下し、就職氷河期の2000年4月と並んで過去最低だった。文部科学省と厚生労働省が全国で調査した結果をまとめた。ただし東日本大震災の影響で、一部の地域では未集計となっており、これらを含めるとさらに就職率が下がる可能性もある。
この調査は1996年以降、毎年4回実施している。2011年4月は4年制大学62校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校の学生、合計112校計6250人を対象に実施したが、このうち北海道、東北の6校320人が未集計。
大学生の就職率を性別でみると女子が91.2%(前年同期は91.5%)で2001年4月並の水準まで落ち込んでいる。男子は91%(同92%)で過去最低だ。
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