ソニーが発表した2011年3月期(2010年4月―2011年3月期)の連結業績は、営業利益が1998億円で前年度の約6.3倍。ゲームなどを含むネットワークプロダクツ&サービス(NPS)分野をはじめ、前年度に営業赤字を計上していた部門がすべて黒字転換した。
売上高は映画、音楽、金融部門の減収から前年比0.5%減の7兆1812億円。しかしNPSなど主力部門は増収増益となった。イメージセンサーの売り上げが増加した半導体、デジタルシネマプロジェクターが好調だったプロフェッショナルソリューションが寄与したほか、据置型ゲーム機「PlayStation 3」(PS3)のハードウエアコストが大幅改善し、ゲームソフトの売り上げも拡大した。またソニー・エリクソンが高価格帯のスマートフォンなどに製品を絞り込んだことも寄与した。
税引き前純利益は前年度の約7.6倍となる2050億円、純損益については繰り延べ税金資産に対して評価性引当金を計上したことから2595億円の純損失を記録し、前年度の408億円から赤字幅を拡大した。
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