先の報道の通り、米グーグルは5月26日、携帯電話を使った決済サービスを始めると発表したが、その発表の直後、米ネットオークション大手イーベイ傘下のオンライン決済サービス会社ペイパルがグーグルを訴えた。
グーグルに企業秘密を盗まれたというのが趣旨だが、それが産業スパイなどではなく、米国のハイテク業界、とりわけシリコンバレーで最近活発な人材獲得競争に起因しているところが興味深い。
グーグル担当幹部がグーグルに移籍
ペイパルは、モバイル決済や、POS(販売時点情報管理)、電子財布に関する企業秘密を元同社幹部の2人に持ち出されたと訴えている。訴状によると、問題とされる人物はオサマ・ベディエール氏とステファニー・ティレニウス氏。
ペイパルによると、ベディエール氏は2002年の12月からペイパルに在籍し、今年の1月に同社を去った。
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