米ウォールストリート・ジャーナルは1月19日、米アマゾン・ドット・コムが手のひら認証技術を使ったレジ決済システムを開発していると報じた。現在、クレジットカード大手の米ビザが協力し、実験を行っているという。
ファストフード店などに売り込む計画
これは、端末にクレジットカードやデビットカードを挿入し、利用者の手のひらをスキャンして、カード情報と生体情報をひも付けするというもの。これら情報の登録を済ませれば、店舗のレジで手をかざすだけで精算が完了するという。
アマゾンはこのシステムの導入に関して、米マスターカードとも協議中。銀行大手の米JPモルガン・チェースや米ウェルズ・ファーゴなども興味を示していると関係者は話しているという。
昨年(2019年)9月、アマゾンが手のひら認証の決済システムを開発していると、ニューヨーク・ポストが報じていた。同紙はアマゾンが傘下の高級スーパーマーケットチェーン「ホールフーズ・マーケット」にこれを導入する計画だと伝えていたが、今回の報道によると、同システムの展開はそれだけにはとどまらないようだ。
ウォールストリート・ジャーナルは事情に詳しい関係者の話として、アマゾンがコーヒーショップやファストフード店といった他の企業に売り込みたい考えだと伝えている。
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