米CNBCやロイター通信などの報道によると米アマゾン・ドット・コムは、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、米国内の不要不急の出張を控えるよう社員に要請したという。
また、同社のワールドワイド・オペレーション担当上級副社長のデーブ・クラーク氏は、これとは別の社内連絡で、出張を伴うグループ会議を当面見合わせるよう通知。少なくとも、会社が状況や影響を十分に把握する4月末まで延期するよう求めたという。
アマゾンはこれまで、中国への不要不急の渡航を原則禁止とし、感染地域から戻ってきた社員には2週間の在宅勤務を薦めていた。
こうした中、最近は米国内でも感染拡大のニュースが大きく報じられるようになった。2月27日には、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事が、同日までに州内での新型コロナウイルスの検査で33人から陽性反応を確認したと発表。8400人以上を経過観察の対象にしていることも明らかにした。
ドナルド・トランプ米大統領は2月29日、新型コロナウイルスの感染者が米国内で初めて死亡したと発表。ワシントン州のジェイ・インズリー知事は州の非常事態を宣言した。
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