米アマゾン・ドット・コムは3月17日、自社の物流施設で一時的な入荷制限を実施すると明らかにした。
倉庫の補充・出荷工程を効率化
需要が高い生活必需品や医療用品などを優先して入荷する。これにより倉庫での補充・出荷工程を効率化し、消費者が最も必要としている商品をいち早く届けられるようにするという。
優先入荷するものには、食料品やベビー用品、健康・美容用品、家庭用品、ペット用品なども含まれる。それ以外の商品については、4月5日まで出品者からの入荷を受け付けないという。この措置は米国と欧州で実施する。
アマゾンには、商品の保管と配送などの業務を代行する出品者向けのサービス「フルフィルメント・バイ・アマゾン」がある。米ウォールストリート・ジャーナルによると、このサービスを利用している米欧の出品者が4月5日まで、日用品以外の商品をアマゾンの倉庫に預けられなくなる。
アマゾンのサービスを利用しなくても出品することはできるが、その場合は出品者が自ら保管場所を確保し、発送業務を行う必要がある。衣料品や玩具などを出品している業者は今後3週間、アマゾンの物流ネットワークを利用できなくなり、打撃を受けるだろうと同紙は伝えている。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アマゾンの新型コロナ対策、必需品を迅速供給へ eコマースの需要急増で一時的な入荷制限を実施」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。