米アップルのスマートフォン「iPhone」の製造を請け負う台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が、経営難に陥っている中国電気自動車(EV)メーカー、拝騰(バイトン)と提携すると、ロイターや米CNBCなどが1月4日に報じた。2社と南京経済技術開発区が、SUV(多目的スポーツ車)タイプのEVの生産を2022年1〜3月に開始することで合意した。
鴻海、EV事業に参入
鴻海は20年1月に、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と中国でのEV合弁会社設立に向け交渉中だと明らかにしていた。だが、その後FCAとの提携に関する発表はなく、いまだ正式合意に至っていないもようだという。
鴻海は、20年にEV用の車体プラットフォームやソフトウエアプラットフォームを発表。25〜27年に世界で販売されるEVの10%にこれらを供給することを目指している。鴻海の劉揚偉・董事長(会長に相当)は声明で、「バイトンとの提携はEV産業における当社の戦略の重要な一部分になる」と述べた。
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