米アップルが7月27日に発表した2021年4~6月期の決算は、売上高が前年同期比36%増の814億3400万ドル(約8兆9400億円)、純利益が同93%増の217億4400万ドル(約2兆3900億円)となり、いずれも4~6月期として過去最高を更新した。
iPhone、5G普及で依然好調
主力のスマートフォン「iPhone」の売上高は同約50%増の395億7000万ドル(約4兆3400億円)。20年秋に発売した高速通信規格「5G」対応の「iPhone 12」シリーズがけん引した。
米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、毎年秋に新機種が投入されるiPhoneは通常4~6月期に販売が減少するが、5Gサービスの普及に伴って買い替えが進んでいるという。世界利用台数が10億台近くのiPhoneはその買い替え規模も大きいとアナリストは指摘している。
一方、アプリや音楽、動画配信などサービスの売上高は同33%増の174億8600万ドルとなり、四半期として過去最高を更新した。腕時計型端末「Apple Watch」やワイヤレスヘッドフォン「AirPods」などの「ウエアラブル、ホームおよびアクセサリー」も同36%増の87億7500万ドルと好調に推移した。
アップルは3四半期連続してすべての製品カテゴリーで2桁の増収を達成。世界の全地域の売上高が過去最高を更新し、2桁増収を維持した。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「ついにiPhoneも半導体不足に直面」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。