米Intelが先ごろ市場投入した「Centrino」は本国の米国でも大きく報じられているが,その論調にはあまりポジティブなものがない。例えば,「Intel,無線LAN市場に本格参入も前途は多難」「当面はライバル各社の方が有利」といった具合。
「Intel社は,ハイテク企業がひしめき合う最もホットな市場に強引に割って入って来た」や「Intel社の市場参入の時期は遅すぎた」といったアナリストのコメントも散見する(掲載記事)。これらをまとめると,大方が「Intel社製無線LAN製品の将来については,今のところ特に明るい要素はない」と見ているようである。
ところが当のIntel社はというと,これまでになかった複合的なブランド戦略を展開し,そのマーケティングには巨額を投じている。ベンチャー支援や無線LANの基盤事業にも積極的に取り組むなど意気揚々である。Intel社の資料に目を通してみると,同社がCentrinoで描く構想は,米メディアが多く報じているような,単なる無線LANのコンポーネント市場への参入だけに留まらないことがことが分かる。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「無線LANでノートPC市場の拡大狙う米Intelの「Centrino」」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。