欧米のオフィスの環境と言えばまっ先に,1人分のスペースで仕切られたちょっとした小部屋(“キュービクル”と呼ぶ)を思い浮かべる。「欧米では個人主義,成果主義が当たり前。社員はこの中で集中して仕事に取り組み,個々に成果を出す。効率よく仕事した分,時間が来ればパッと切り上げ帰宅。あとは家族との時間を楽しむ」――。そんなイメージがある。
ところが欧米のニュース/発表資料を見ていると,実はそうでもないことがよく分かる。「従業員によるインターネットの私的利用が増加している」という話題をよく目にするのである。いわく,「英国の調査で,『誤ったインターネット利用』が従業員の懲戒処分事由のトップになっていることが分かった」「米国では仕事中にMP3ファイルをダウンロードする従業員が増えていて,問題となっている」「ドイツのネット・ユーザーは職場からのネット・サーフィンを好む」(関連記事)――
欧米の会社員は自分用の小部屋を利用して,せっせと仕事とは関係のないことに精を出している,というわけか。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「ネットの私的利用でクビが飛ぶ!)!)ルールを定め監視強める欧米企業」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。