検索サイトで,例えば「ニュース翻訳」と入力しても筆者の会社のサイトはなかなか出てこない。ところが,ある処理を施すと検索結果ページの1ページ目に出てくる――そんな技術を米国では「Search Engine Optimization」,略して「SEO」と呼んでいる。日本語に直訳すると「検索エンジン最適化」あるいは「サーチ・エンジン最適化」になる。
どうして,こんなことができるのかというと,検索エンジンはどのようにデータを集めているのか特性を把握して,それを逆手にとって検索エンジンにひっかかりやすいようにWebページを作成するのである。まだ検索エンジンの仕組みが今よりはるかにシンプルだったころ,つぼを心得ているWebマスターならばSEOは自分の手でできた。しかしその後,検索エンジンのデータ収集方法が高度化するにつれて,SEOの技術も高度化してきた。
そのため米国ではSEOの専門家が生まれて,Webマスターたちに対してノウハウを提供している。最近では彼らはそれに留まらず,新種のマーケティング・コンサルタントへと変容しつつあると言われている。こうして注目を集めているSEOだが,そこには問題がないわけでもない。今回はこのSEOと,新種のマーケティング手法と言われる「検索エンジン・マーケティング」について考えてみたい。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「企業の広告戦略は検索サイトで? 気になる“検索エンジン・マーケティング”」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。