「標準仕様となった技術を使うのに特許料を払わなくていけないのか?」――HTMLなどのWeb関連の業界標準を定めるW3C(World Wide Web Consortium)が,特許料をめぐる論議で揺れている。ちょうどこの原稿執筆中の7月15~17日も,この問題を取り扱うワーキング・グループがパリでミーティングを開いている。そこでは白熱した議論が交わされているはずだ。
このワーキング・グループはPPWG(Patent Policy Working Group)と呼ぶ。PPWGは昨年夏から何度か草案を出しているが,方針は大きく揺れ動いている。しかも,その背後には,Microsoft,IBM,Sun Microsystemsといった大企業の意向も見え隠れする。今回は,W3Cにおける標準仕様と特許料の問題を考えてみたいと思う。
■「特許料徴収を認める」の第一草案に大反論が巻き起こる
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「「Webの標準技術に特許料を認めるか?」!)!)W3Cを舞台に激論続く」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。