私はApple Computerを実に不思議なパソコン・メーカーだと思っている。同社パソコンのシェアは世界市場で3%を割ったと言われているが,それに見合わず(?)同社への世間の関心は相変わらず高いのである。米Dell Computerのようにパソコンのシェアがナンバーワンになるわけでなく,米MicrosoftのようにOSで世界を席巻したわけでもない。にもかかわらずApple社は一目置かれる存在なのである。
年明け早々に発表した新型の「iMac」は米国はもちろん,日本でも大きく報じられ,CEOのSteve Jobs氏と新デザインのiMacの巨大模型が並んだ写真や映像をあちこちで目にした。Apple社は実に華々しい。
同社には固定したファンがいる。マウスを使ったパソコンGUI(Graphical User Interface)の“元祖”としての権威もある。こうした背景を鑑みると,Apple社は今後も難なく安定したビジネスを展開できるような気もする。しかし本当にそうなのだろうか?
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「大いなる賭に出たアップル,新型iMacに託された使命とは?」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。