この数週間にかけて欧米IT企業各社の今年最初の四半期決算が一斉に発表された。昨年は景気低迷による需要減速に泣き,そこから脱すべく,今年後半の景気回復に向けた目標を設定してきたIT企業だが,各社がこの3カ月間行ってきた施策は功を奏したのだろうか。
各社の決算発表の記事には,「米IBM,世界的な減収とハードウエア部門の低迷で31%減益」「米コンパック,減収だが営業費用削減で利益を確保」「米マイクロソフト,前年同期比13%増収だが予測を下回る」などがあるが,これらだけでは業界の動向や全体像がなんとも掴みにくい。
状況は悪化してしまったのだろうか? 今年後半と言われていた回復は先にずれ込むのだろうか? という不安が募る。そこで今回は一通り出揃った各社の決算発表を見ながら,業界の観測筋の受け止め方をレポートしたいと思う。果たして回復はいつ頃になると考えられているのだろうか?
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「景気は回復に向かっているのか?—欧米IT企業のQ1決算を検証」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。