早いもので2002年ももう1カ月が過ぎた。欧米IT企業各社の昨年10~12月期決算もこの1カ月のあいだに一通り発表され,各社の昨年の業績結果が出そろったところである。このなかには,増益となった企業もあれば大幅な減益となった企業もある。米Microsoftは過去最高の売上を記録し,一人気を吐いている。
昨年は景気低迷による需要減速に泣いたIT業界だが,果たして業界は回復しつつあるのだろうか? もしそうであればそれが顕著になるのはいつごろなのだろうか。
景気と密接に関係する消費者の動向も大いに気になるところである。「コンピュータと半導体業界は景気動向の先行指標」と言われることもあり,とりわけパソコンの消費者需要が気がかりである。そこで今回はUSニュースからコンピュータ関連大手6社の業績関連記事を拾って,業界の動向をみてみようと思う。USニュースでは書かなかった経営者のコメントも拾い,彼らの見解や今後の施策についてもチェックしてみる。
本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「この不景気に何をする? 大手コンピュータ6社経営トップの施策とは」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。