米アマゾン・ドット・コムは傘下のクラウドコンピューティング事業「Amazon Web Services(AWS)」で、数百人規模の人員削減を実施する計画だ。実店舗向け自動精算技術の開発を手がける部署や、営業・マーケティングといった部署が対象になる。中核部門への投資を拡大しながらも、非中核部門では躊躇(ちゅうちょ)なく整理解雇(リストラ)を続ける方針だ。
アマゾンの広報担当者は、米CNBCの取材に応じて、「効率化が必要な部門を特定した。コアビジネス分野においては採用を継続している」と説明した。
Just Walk Out断念もリストラの理由
アマゾンは、直営のスーパーマーケットチェーン「Amazon Fresh」に導入している自動精算システム「Just Walk Out(ジャスト・ウォーク・アウト)」を廃止する計画だ。
米メディアのジ・インフォメーションなどによると、今後新規出店する予定のAmazon FreshではJust Walk Outではなく、レジ精算不要のショッピングカート「Dash Cart(ダッシュカート)」を配備する。年内には、既存店の大部分でJust Walk Outを撤去し、Dash Cartを導入する。
Just Walk Outはスーパーマーケットのような大型店では導入コストがかかる上、買い物中に購入額を把握できないといった問題があると指摘されていた。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「Amazon、クラウド部門でリストラ 自動精算技術など 生成AIへの投資拡大も非中核事業でコスト削減徹底」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。