15日に発表された、米グーグルによる米モトローラ・モビリティー買収のニュースは、いまだ興奮さめやらぬといった状況で、欧米のメディアが今も様々に報じている。その中で顕著なのが、この買収により業界再編が起こるという見解だ。
垂直統合型の開発進む
例えば、グーグルのモバイル基本ソフト(OS)「アンドロイド」が今後、より有利な形でモトローラ・モビリティーに提供されると懸念する端末メーカー各社は、これまでグーグルに依存していた事業体制を危険と認識するようになり、別のOSの採用を模索することになる。
そこで白羽の矢が立つのがグーグル同様にOSをメーカーにライセンス供与している米マイクロソフト。
同社のモバイルOS「ウィンドウズフォン7」は、フィンランド・ノキアが本格的な採用を決め、現在製品開発を進めているが、今後はその動きがほかのメーカーにも広がり、マイクロソフトに大きなチャンスが広がると見られている。
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