米アップルの最高経営責任者(CEO)、スティーブ・ジョブズ氏(55)が病気療養のため休職することが明らかになった。
ジョブズ氏が17日に従業員にあてた電子メールで明かしたもので、同氏はこの中で「引き続きCEOとして重要な戦略的意思決定に関与する」とし、同社のティム・クック最高執行責任者(COO)が日常業務を代行すると述べている。
ジョブズ氏、3度目の長期病気療養
同氏が病気療養を理由に長期間休職するのは2004年以降3度目になる。ジョブズ氏は同年に膵臓(すいぞう)がんの手術を受け、約2カ月の休養を取った。
2009年には「半年間」という期限を示して休職に入り、クックCOOがその間日常業務の代行を務めた。アップルは後になってこの時ジョブズ氏が肝臓移植を受けていたことを公表した。
しかし今回は復帰時期について明言を避けている点がこれまでと異なる。
書簡の中で同氏は「できるだけ早く復帰したい」とだけ述べており、この異例の発表に投資家のみならず消費者も不安を抱いていると米ニューヨーク・タイムズなどのメディアが伝えている。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「ジョブズ氏の病気療養で売られるアップル株 事業は継承できても、創造性は受け継げない」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。