Webブラウザ「Firefox(ファイアフォックス)」を開発する米Mozilla(モジラ)が独自のモバイル端末を2012年中に発売する。HTML5のようなWeb技術を使って端末の機能全体を動かす設計。スペインで開かれているモバイル関連の国際イベント「Mobile World Congress 2012」で見本を展示している。
Mozillaが進めている「Boot to Gecko」計画を基盤としたオープンなWeb端末開発を、スペインの大手通信会社Telefónicaをはじめ米ソフトウエア大手Adobe Systems(アドビ)、米半導体大手Qualcomm(クアルコム)が支持している。ドイツの大手通信会社Deutsche Telekomもこの計画に賛同しているという。
TelefónicaはMozillaと協力し、このモバイル端末を2012年中に発売する。完全にWeb技術に依存する形で設計しており、HTML5と、さまざまなインターネットサービスの機能を呼び出すWeb API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を活用することで、コスト削減と性能を両立させるという。Mozillaでは動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」で端末が動く様子を公開している。
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