米IT大手のヒューレット・パッカード(HP)が、主力事業であるパソコンとプリンターの事業を統合すると複数の海外メディアが報じて、話題になっている。
米ウォールストリート・ジャーナルの技術系情報サイト、オールシングスデジタルは事情に詳しい関係者の話として、事業統合の目的はコスト削減と業務の効率化だと伝えている。
HPには、パソコンを手がける「パーソナルシステムグループ(PSG)」と、プリンターなどを手がける「画像およびプリンティンググループ(IPG)」があるが、同社はこの2部門を統合するもようだ。
それぞれが消費者向けと法人向けの部門を持っており、個別に事業展開するよりも統合した方が業務効率が高まり、顧客に共通のアプローチができるとHPは考えているという。
全売上高の半分を占める事業部門に
HPで最大の事業部門はパソコン部門。この後、サービス部門、プリンター部門、法人向けサーバー・ストレージ部門と続いている。11~1月の四半期決算を見ると、それぞれの売上高は88億7300万ドル、86億2600万ドル、62億5800万ドル、50億1800万ドル。
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