日本の電子書籍市場は2011年度で723億円と、前年に比べ8%増。作品の品ぞろえが増え、堅調に拡大している。さらに2015年度は1500億円規模になる見通し。ただし日本では著作権や既存の出版流通に関して課題があり、米国のような爆発的成長はなく、外資の参入などを経ながら段階的に拡大していく。こんな調査、予測を矢野経済研究所がまとめた。
調査は2011年11月―2012年3月の期間、国内出版社、印刷会社、出版取次会社などを対象に実施した。
日本では2010年5月に米Appleのタブレット端末「iPad」が発売されて以来、注目が高まり、出版社も次々と電子書籍を市場に投入している。ただし調査時点では新刊をはじめ話題の本の多くは対象外で、総体としては品不足という状態。電子書籍市場の大半を占めるのはいまだに携帯電話向けの電子コミックだ。
本記事は、ニフティのニュースサイト「bizmash!」向けに弊社が執筆した記事「電子書籍市場、いまだにケータイコミックが主力、しかし2―3年で急拡大へ」の一部です。全文は、bizmash!のサイトにてお読みください。