米アップルが29日に発表したような経営幹部の大規模な役務再編は、一般的には今後起こり得る大きなトラブルの前兆と考えられる。だがアナリストらは今回の人事刷新を「アップルにとって必要な改革」と好意的に見ているようだ。
フォーストール氏の功績は大きいが改革は必要
アップルは29日、小売部門の上級副社長と、モバイル基本ソフト(OS)iOS部門の上級副社長の2人がまもなく退社すると発表した。
前者の小売部門の責任者については現在後任を探しているが、後者のスコット・フォーストール氏の後任は探さず、同氏の役務を4人のベテラン幹部に振り分ける。
これにより、アップル社内で結束力が強まり、連携もスムーズになる。またこれまでティム・クック最高経営責任者(CEO)に重くのしかかっていた人事面での厄介な問題も解決されるとアナリストらは期待している。
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