米ヒューレット・パッカード(HP)が先週21日に発表した11~1月期の決算は、売上高が283億5900万ドルとなり、1年前から6%減少した。純利益は同16%減の12億3200万ドルだった。
主要事業部門が軒並み減収となり、売上高は前の四半期からも落ち込んだが、同社の株価は同日の時間外取引で終値から一時8%以上上昇した。
経営再建中の同社は前の四半期まで2四半期連続で巨額の赤字を計上しており、この11~1月期は3四半期ぶりに黒字となった。また一時的な項目を除いた1株利益は0.82ドルとなり、市場予想の0.71ドルを上回った。売上高も市場予想の278億ドルを上回った。
これに加え、今回は前の四半期までにあったような、買収企業に関する不正会計の問題や大規模な減損処理、新たなリストラ計画などの報告がなく、これらが好感されたようだ。
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