市場調査会社の米IDCが4日に公表したスマートフォン世界市場予測によると、今年の年間出荷台数は9億1860万台となり、携帯電話の全出荷台数に占める割合が初めて50%を超える見通しだ。
ただ、これまでの出荷台数は、2011年が約4億9000万台、2012年が約7億1000万台と推移しており、それぞれの前年比伸び率は61%、44%だった。
これに対し今年は29%の伸びにとどまる見通しで、先進国市場を中心とした需要の鈍化が示された格好だ。
一方で端末価格の下落が進むことが予想されており、メーカー各社はこれまで以上に厳しい市場競争にさらされることになる。
中国、昨年米国を初めて抜く、今年も首位に
IDCの予測によると、今年の出荷台数は中国が3億120万台となり、同国は国別出荷台数ランキングで首位を維持する。米国が1億3750万台でこれに次ぎ、3位は英国の3550万台、この後、日本(3520万台)、ブラジル(2890万台)、インド(2780万台)が続くと予測している。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「世界スマホ市場、今年の成長率は29%にとどまる 世界最大市場は中国、5年後にはインドも台頭」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。